ゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社が快走している。金融危機で経営難に陥ったが、米景気の回復を追い風に業績が反転。格付けの改善や再上場の動きも相次ぎ、「ビッグ3」としての輝きを取り戻しつつある。
最大手のGMは北米(米国、カナダ、メキシコ)の全工場がフル生産の状態だ。17ある組立工場のうち9つが1日3交代制で、北米担当のジョンソン副社長は英紙フィナンシャル・タイムズに「さらに拡大を検討している」と述べた。
米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9月、GMの格付けを投機的水準の「Ba1」から投資適格級の「Baa3」に引き上げた。投資適格級を回復したのは8年ぶりで、「北米や中国で高い競争力を持っている」との評価を受けた。ムーディーズは昨年5月にフォードも投資適格級に引き上げている。
金融危機で経営が悪化したGMとクライスラーはともに連邦破産法の適用を2009年に申請して破綻したが、GMは翌年に再上場を果たし、公的管理から脱却。クライスラーも再上場を9月に申請し、市場の「信認」を取り戻しつつある。