GMとフォード・モーター、クライスラーの米大手3社の世界販売台数は、09年には1366万台と低迷したが、昨年は1736万台まで持ち直した。クライスラーはイタリア大手フィアットの傘下に入ったが、今や欧州債務危機で青息吐息の親会社を支えている。やはり業績不振の仏大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)もGMと提携し、再建に取り組んでいる。
快走するビッグ3の原動力は本国の米市場の復調で、業界全体の新車販売は09年の約1040万台で底打ちし、今年は1600万台に迫る勢いだ。
ただ、絶好調にも映るビッグ3に気がかりな点がないわけではない。日本車メーカーは足元の米市場でも手ごわい存在だ。
リコール問題や東日本大震災の余波から脱却したトヨタ自動車やホンダは、得意の中・小型車で新車攻勢をかけており、ハイブリッド車(HV)などエコカーの強化も含め、ビッグ3は対応を迫られている。