携帯電話3社の月別契約純増減数【拡大】
下位モデルは実質0円でほぼ横並びとなったうえ、通信料金を割り引いたり、他社からの転入に5万円相当を還元したりするなど熾烈(しれつ)な顧客獲得合戦を展開した。
市場調査会社などによると、アイフォーン販売で先行するKDDIとソフトバンクモバイルは、新モデルの在庫不足を「5c」と基本性能が同じ旧モデル「5」の在庫で補ったため、「5」を持たないドコモは「“弾切れ”の影響が直接響いた」(同社幹部)としている。
4~9月の累計純増数は、ソフトバンクが158万6000件、KDDIが133万5800件、ドコモが23万5900件。MNPはKDDIが50万9900件、ソフトバンクが28万2000件の転入超過だったのに対して、ドコモは79万8600件の転出超過だった。