外食大手サイゼリヤの堀埜一成社長は9日、消費税率引き上げへの対応をめぐり、税込500円で提供している「日替わりランチ」などの販売価格を来年4月以降も維持する考えを明らかにした。収益圧迫への対策として、新メニュー投入や各店舗の席数増などで売り上げアップを図るという。
税込価格は、「ミラノ風ドリア」(同299円)など人気が高い定番メニューの多くでも維持する方針。堀埜社長は「(増税分の)3%は飲み込んで消費増税を追い風にしたい」と同日の決算発表会見で説明し、価格帯が近い「マクドナルド」「ガスト」などの競合チェーンに対抗する姿勢を強調した。
一方、2014年8月期に新業態をふくむ87店を新規出店するほか、厨房を縮小して客席を増やすことで売り上げを底上げし、通期での増収増益を目指す。
同日発表した13年8月期連結業績は、売上高が前年同期比5・9%増の1104億円、営業利益は23・6%減の75億円、最終利益は28・0%減の39億円。円安や人材教育コストなどの影響で増収減益だった。