健康増進と職場の一体感増勢のため玉入れに取り組むパナソニックグループ社員(パナソニック提供)【拡大】
しかし、多くの社員を予防活動に巻き込むのは容易ではない。パナソニック健康保険組合の阪本義邦医師は「ウオーキングなどの教室を開いても、関心があるごく一部の人しか参加しなかった」と打ち明ける。
息切れ、汗だく、ストレス発散
そこで目を付けたのがアジャタだった。アジャタは6人のフォーメーション、投げる人と拾う人の分担など奥が深く、チームワークが求められる。
「性別は関係ないスポーツ。最初はみなばかにするが、なかなか入らない」(阪本医師)。落ちた玉を拾ってまた投げるという動作に没頭すると、息が切れて汗だくになり、全身が筋肉痛になるほど体を酷使するという。しかしストレス発散には最適だ。
23年に福岡のグループの事業所で一部の社員が昼休みの運動として始めたのが最初。今では同事業所の従業員約3千人のうち7割ほどが参加している。
パナソニック人事・労政グループの上床典之チームリーダーもアジャタに挑戦したうちの1人。「へとへとになった。ぜんぶ入れるのに5分くらいかかった」と苦笑いする。社内記録は愛媛県の医療機器子会社、パナソニックヘルスケアのチームがもつ20秒。ただ、国内最高の9・12秒とはまだまだ開きがある。