業務提携で合意した日本航空の植木義晴社長(中央右)とファミリーマートの中山勇社長(同左)=17日、東京都品川区の日本航空本社【拡大】
日本航空とコンビニエンスストア大手のファミリーマートは17日、業務提携で合意したと発表した。11月1日から、日航のマイル会員が国内1万店のファミマの店舗で買い物をすると、マイルが通常の2倍たまるようになる。日航のマイレージサービスは40~50代のビジネスマンの利用が多い一方、ファミマは若年層が来店客の中心。これまで手薄だった客層の開拓を強化し、自社の業容拡大につながるとみた両社の思惑が一致した。
日航のマイル会員の数は、今年9月末時点で約2678万人。電子マネー「WAON(ワオン)」が付いた日航のマイレージカードを使ってファミマの店舗で買い物をすると、通常の2倍となる200円につき2マイルがたまる。クレジット機能付きの「JALカード」でも、同じく2倍となる100円につき2マイル(プレミアム入会の場合)が加算される。
また1万マイルをためると、それを使って1万500円分のファミマ専用のプリペイドカードに交換することもできる。