ローソンは18日、国産小麦を100%使用したプライベートブランド(自主企画、PB)の高価格食パンを11月8日に発売すると発表した。年内に特定保健用食品(特保)の食パンも発売する計画だ。
高価格食パンの商品名は「ウチカフェブレッド」。タンパク質やでんぷんを多く含む国産小麦「春よ恋」を100%使用し、もちもちとした食感に仕上げた。価格は2枚入りで140円と通常のPB食パン(6枚入り138円)に比べて割高だが、単身者や働く主婦を対象に月に300万食の販売を目指す。
高価格のPB食パンはセブン&アイホールディングスも今月、セブン-イレブンなどで販売している「セブンゴールド 金の食パン」をリニューアルした。
コンビニエンスストアのパンは総菜パンなど手軽に食べられる品が主流。しかし、他の食材と一緒に食べることの多い食パンを強化すれば、カット野菜など関連商品の需要拡大につなげがるとの狙いがある。
ローソンは今後、ウチカフェブレッドに合うバターなどを順次発売する。また、血糖値の上昇を緩和する効果が期待される特保食パンのノウハウを活用し、年内にもPB食パンを発売する予定だ。