■MSより1年長く
米グーグルは、米マイクロソフト(MS)の基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」上で動作する「Chrome(クローム)」ブラウザーのサポート期間を、MSより1年長く延長すると発表した。
MSは2014年4月8日付で、XPのサポートを正式に終了することをすでに発表している。グーグルは、クロームがXP上で動作している場合、サポート期間を「最低でも」2015年4月まで延長、その期間は定期的なアップデートとセキュリティーパッチを提供するとしており、1年を超えてサポート期間を延長する可能性にも含みを持たせている。
グーグルのクローム担当エンジニアリングディレクターであるマーク・ラーソン氏はこの決定を行った理由として、「我々は現クロームユーザーのかなりの部分を含む数億人のユーザーが、依然としてXPに依存していることを認識している。さらに、多くの組織は未だに何十または何百ものアプリケーションをXP上で実行しており、移行することに問題を抱えているかもしれない。我々の目標は、この移行プロセス中にXPユーザーのクロームをサポートすることだ」と説明する。
XPの市場シェアは依然として非常に大きい。13年9月のネットアプリケーションズの統計では31.42%と巨大なシェアを維持していることがわかる。
しかし、4月にXPのサポートが終了した場合、サポート終了後に発見された脆弱(ぜいじゃく)性を利用した外部からの攻撃やマルウェアは防ぐことができない。このためセキュリティー専門家は、XPの使用をやめるようこれまでも再三忠告してきた。