富士通、ビッグデータ活用 サービス10種提供

2013.10.29 05:00

 富士通は28日、ビッグデータの活用を提案するための10種類のサービスメニューを策定し、提供を始めた。富士通グループの独自技術を活用し、業務プロセス改革などで顧客企業が抱える課題の解決を目指す。

 富士通の調べによると、ビッグデータ活用分野の市場規模は約1兆円。企業活動の中でビッグデータの活用の需要が大きいのは、生産・物流、営業・マーケティング、アフターサービスで、とりわけ、生産・物流の市場が大きくなるとみている。

 同社が掲げた10のメニューはリアルタイム経営の実現や、工場のリアルタイムエネルギーマネジメント、製造ラインのデータから「頻発停止」の発生を予測など。「故障予測による設備メンテナンス高度化」は、画像・音響データやセンシングデータなどのデータから設備の故障を予測し、最適なタイミングでメンテナンスを実施することで、維持管理コストを削減。設備の稼働率向上も実現する。

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