洋菓子の世界でも、日本人パティシエが注目されている。昨年開催された国際コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ2012」では、日本人ペアが優勝した。
その一人、グランドハイアット東京(東京都港区)のペストリー副料理長、岡崎正輝さんは「日本の洋菓子のレベルは世界でもかなり高い」と話す。繊細な細工だけでなく、ちょっとしたフルーツの香りや味…。
「飴(あめ)で花を作るときも1色では考えない。花は縁の色が違ったりします。日本人ならではの四季の感覚がお菓子作りにも生かされている」(岡崎さん)。活躍の場を求め、日本人パティシエが東南アジアに出店するケースも出てきている。
政府も力を入れ始めた。農林水産省は10月、シンガポールで行われたイベントで日本製スイーツの魅力をアピールした。台湾でも日本産品を使ったお菓子を紹介するイベントを開く。同省の担当者は「日本製スイーツは豊かな食材があってこそ。スイーツを通して日本の食を知ってほしい」と話している。(油原聡子)