三井物産が9月、生体肝移植のクリニックをオープンした最先端医療が集積する医療棟(左)とマウント・エリザベス・ノビーナ病院=シンガポール(三井物産提供)【拡大】
各社が病院経営にまで踏み込むのは、「日本の高度医療や医療機器、医薬品や病院給食など幅広い事業を紹介できる」(横山賀一・三井物産医療サービス室長)ためだ。
マレーシアやインド、中国などで33病院を運営するIHHは、現在、11病院を建設中で、医療機関が不足するミャンマーなどへの進出も視野に入れる。
一方、豊田通商はインドの自動車事業の提携先と、日本で病院経営のノウハウを持つセコム医療システムと組み、南部バンガロールで総合病院を年内にもオープンする計画。医療サービスが追いつかないインドで、日本流の感染症のリスク管理やリハビリテーションを導入することで、医療水準の向上に貢献する。