【ワシントン=柿内公輔】米国でIT(情報技術)ベンチャー企業の新規株式公開(IPO)が活況を呈している。業容拡大を目指す動きやベンチャー投資家による活発な資金流入が背景で、交流サイト(SNS)から商取引、金融、教育など業種の裾野も広がる。7日に上場したツイッターに続く「上場予備軍」の発掘にメディアや市場関係者は躍起だ。
■ピンタレスト脚光
近い将来の上場が想定され、「第2のツイッター」との呼び声が高いのが画像共有サイトのピンタレストだ。文字と画像の違いこそあれツイッターともサービスの共通点が多く、約7千万人のユーザーを抱え、楽天も出資している。米金融市場ニュースサイトのミニアンヴィル・コムは「話題性や成長の速さでも次代を担うソーシャルメディア」と高い評価を与える。
市場が拡大するクラウド関連ではドロップボックスやボックスの評判が高く、法人向けのボックスは18万社以上がサービスを利用する。
電子決済サービスのスクエアも携帯情報端末の普及を追い風に業績を伸ばし、日本など海外戦略も加速していて、来年中に上場との観測が出ている。