ソニーはスポーツ生中継のための4K機材を拡充している=13日、千葉市美浜区【拡大】
東京五輪の開催決定を受け、競合メーカーも4K対応を強化している。キヤノンは来年1月下旬、30型の業務用4Kディスプレー(想定価格約300万円)を投入する。すでに発売している4Kカメラなどと合わせ、放送局や映画製作会社に売り込む。パナソニックは来年にも、放送局向け4Kカメラを製品化する計画だ。
20年には「8K」
政府は、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会が開催される来年に4Kの試験放送、東京五輪が開催される20年には4Kを上回る放送技術「8K」の本放送開始を目指している。こうした高度な放送技術に対応した機器をめぐっては「ハリウッド映画で映像技術を培ってきた米国と、日本がトップを並走している状態」(業界関係者)だ。
4K放送の実現は、政府が推進する「クール・ジャパン」の柱となる映像コンテンツの海外展開にも直結するだけに、政府も後押しをする方針。4Kを含めた放送機器の商戦は、来年にも本格化するとみられており、早くも過熱している。