スマートフォンやタブレット端末の普及が急速に進むなか、ビデオリサーチが約40年続けてきたACR調査(生活者の媒体接触と購買行動を測る調査)において、質問紙(書面)型の調査をやめ、来年4月からタブレット端末による電子版調査票に移行し、「ACR/ex」としてリスタートする。主要7地区約1万人に通信機能付きのタブレット端末を配布し、生活者動向データをより大量に、速く、正確に把握できるようにする。
ACR調査は1976年から毎年1回、主要7地区8700人を対象に調査票を配布し、回収する方法で調査を実施してきた。質問紙型の調査では、調査票の回収に加え、データ入力に時間と手間を要し、調査結果も数ケ月後に出るなど課題も多かった。
「ACR/ex」では、一般生活者から無作為抽出した男女12~69歳の約1万人に対し、NTTドコモの通信機能を搭載したタブレット端末を配布する。ビデオリサーチが調査対象者に対し、タブレット端末のウェブブラウザ上に組み込んだ専用のアンケートシステムを使って質問内容を送信。調査対象者はタッチパネル形式で回答する仕組みとなっている。従来の質問紙型の調査同様に調査対象者を無作為抽出(ランダムサンプリング)することによる“一般生活者全体の縮図となるデータ”を収集できるという利点を活かしつつ、タブレット端末を活用することで、速報性に加え、回答率の向上と信頼性の高い調査結果が期待できるという。