スズキは19日、軽自動車「アルト エコ」を一部改良して12月18日から発売すると発表した。ガソリン1リットル当たりの燃費性能は35・0キロと、従来モデルから2キロ上がり、軽自動車でトップとなる。これまでの軽首位は、8月に一部改良したダイハツ工業の「ミライース」の33・4キロだった。
アルトエコは、合わせて値下げも断行した。価格は83万8950~104万3700円と約6万1000円下げた。
燃費効率が向上したのは、圧縮比を11・0から11・2へ向上させるとともに、異常燃焼を抑制できたため。アルトエコは、今年3月に一部改良し、燃費を30・2キロから33・0キロに上げたばかりだったが、同社は、「燃費改良は完成した段階で、すぐに商品化していく」(広報部)としている。