損害保険大手3グループが19日発表した9月中間連結決算は、株式市況の好転で保有株の評価損が減ったほか、自然災害による保険金支払いが大幅に減少し、3グループすべてで増益となった。東京海上ホールディングスとNKSJホールディングスは、2014年3月期の通期業績予想を上方修正した。
中間最終利益は、MS&ADホールディングスが1095億円、NKSJが291億円と、ともに前年同期の赤字から黒字転換した。東京海上は46・2%増の914億円となった。売上高にあたる正味収入保険料は全社で増加した。
14年3月期最終利益は東京海上が従来予想より150億円多い1850億円に、NKSJが2.1倍の720億円へとそれぞれ引き上げた。