また、情報システムの分散処理化、ダウンサイジングに応えて、パーソナルコンピューター、ワークステーション向けのシステムに対応するなど、IT環境の変化にも適宜対応し、実績をあげている。
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■1990、2000年代 グローバル化とクラウドビジネスへ
1992年、BSCは、中国・北京に中国科学院の外郭機関と、合弁会社「北京思元軟件有限公司」(BCL)を設立した。経済発展に向けて情報化に力を注ぐ中国において、BCLは着実に発展を遂げてきた。現在、BCL北京本社を中核に、大連、上海、蕪湖に開発拠点を拡大している。
事業展開では、一人一台のパソコン時代を迎えて、情報保護の重要性に着目し、97年に暗号セキュリティー製品「SECURE PC CARD」を発売した。BSCのセキュリティー製品は、現在、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートデバイス(スマートフォン、タブレット)など、さまざまな環境において包括的に企業の情報を守るトータルセキュリティーソリューションに発展している。
ITの進化とともに発展してきたBSCは、2000年に日本証券業協会店頭登録(現・東京証券取引所JASDAQ市場)の形で株式を公開したが、日本の長引く不況と米国のITバブル崩壊の影響で、03年度に大きな損失を計上している。この厳しい局面にあたって、BSCは、システム開発に係るプロジェクトマネジメントを強化することに加え、セキュリティー、エンベデッドなどの優位技術に特化したビジネスを推進し、04年度以降、V字回復を果たした。