■台湾でアジア向け展示会開催
米グーグルのさまざまなサービスを生活シーンに合わせて紹介するイベント「A Day with Google」が、台湾の台北市で開催された。アジア太平洋地域のメディア向けのイベントとして開催され、26日まで一般向けに公開されている。
◆多様な使い方紹介
イベント会場は、台北市の古い工場跡をギャラリーやイベントスペースなどに改装した「華山文化創意産業園区」。展示会場では、古いレンガ造りの建物の中にオフィスやリビング、キッチンなどのセットを作り、各部屋でそれぞれのシーンに応じたグーグルのサービスの使い方を紹介している。
会社や書斎をイメージした「オフィス」のセットでは、3月に提供が開始されたオンラインメモサービス「グーグル・キープ」や、「グーグル・ドキュメント」の文書同時編集機能、チャットサービス「グーグル・ハングアウト」など、グループでの共同作業に使えるサービスを披露した。
貸金庫室をイメージした「セキュリティー」のセットでは、怪しいサイトの見抜き方や、安全なパスワードの作り方などを紹介している。
安全なパスワードの作り方としては、自分が暗記している「座右の銘」のようなフレーズの頭文字などを取って、長く複雑なパスワードを生成する方法を紹介。生成したパスワードが何年程度で解読される可能性があるかを判定するマシンも用意されている。
広々とした「リビング・ルーム」のセットでは、子供の宿題を手伝うという設定で、世界の歴史的資料をまとめた「グーグル歴史アーカイブ」や、各国美術館の美術品を高解像度で鑑賞できる「グーグル・アートプロジェクト」、ストリートビューで世界遺産を案内する「グーグル・ワールド・ワンダーズ」などを紹介。それらの資料をグーグル・ドキュメントに貼り付けて、リポートを作成する方法などを実演している。