高騰の理由は供給不足。農水省は鶏卵価格の下がりすぎを防ぐため、養鶏農家が卵を産まなくなった鶏を入れ替える際、鶏舎の稼働を60日以上見合わせれば奨励金を交付する制度で価格を調整している。
今年は6、7月の鶏卵相場が同時期では過去最低の水準に低迷し、この制度の利用が急増。そこに猛暑が襲い、「採卵鶏が死んだり、産卵数が減少した」(養鶏関係者)ことで出荷量が落ち込んだ。
需要増も品薄に拍車をかける。13年度に計4000店規模の出店を見込むコンビニ各社が「おでん用の卵を例年以上に買い付けている」(スーパー大手)ほか、クリスマスイブ(12月24日)が平日となる暦の関係で「イブ当日だけでなく、イブ前の連休にもパーティーが開かれるはず」と当て込む小売り各社が「在庫切れにならないように卵の確保に動いている」(大手百貨店幹部)という。