自動車大手8社の10月の生産、販売、輸出実績が28日まとまった。国内生産の合計は前年同月比9.9%増の82万5137台となり、2カ月連続で前年実績を上回った。昨年9月のエコカー補助金終了による反動減が一巡したことに加え、ハイブリッド車(HV)など各社の新車効果が大きく寄与した。
国内生産は北米向けスポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」の生産を10月から北米に一部移した日産自動車を除き、7社が前年実績を上回った。
トヨタ自動車は9.4%増の28万9961台。8月発売の「カローラ」のHVや「プリウス」などの販売が好調なほか、輸出も中国向けが9倍の7432台、米国向けが16.8%増の6万411台と大きく伸びた。
ホンダの国内生産は寄居工場(埼玉県寄居町)で10月から新型HV「フィット」がフル稼働したことなどを受け、13.3%増の9万707台となった。
一方、海外生産も8社合計で17.5%増の154万1245台と好調だった。主力の北米や昨年秋の反日デモの影響から回復した中国での伸びが大きく、単月としてはトヨタ、日産、ホンダの3社、10月としてはスズキ、ダイハツ工業の2社が過去最高を更新した。