【挑む】ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 岡本拓也代表理事 (1/2ページ)

2013.12.4 05:00

 ■社会の課題解決に出資・経営を支援

 社会的な課題の解決に事業として取り組むソーシャルビジネスへの関心が高まる中、専門性の高い社会人が、出資と経営支援を行う仕組みが注目を集めている。NPO法人(特定非営利活動法人)ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京は、パートナーと呼ばれる出資者が選定した事業に上限200万円の出資と最長2年間の事業協力を行う支援組織。パートナーはそれぞれが企業や組織で働くプロたちで、支援先に新たな活力を注いでいる。

 --支援先の選び方は

 「応募のあった企業や団体について使命、事業計画、人材など10の項目をパートナーが採点し、50程度の応募から3~6つを選ぶ。支援先が決まるとパートナーは立候補により15人程度のチームになって戦略や財務・会計、組織設計、広報などの経営支援を行う。支援先とパートナーは2週間に1回程度のミーティングを開き、事業成長のために協働作業する」

 --パートナーの顔ぶれは

 「年間10万円の出資が条件でコンサルタントや経営者、金融、研究者、士業、公務員などさまざまな経歴をもった人が参加している。男性が6割強で20代後半から50代以上もいる。出資先が利益を上げてもパートナーに金銭的報酬はない。そのかわり、支援先やパートナー同士で地域や職業を超えて志を同じくする人のコミュニティーを形成できる。本業の傍らの支援だが、専門性を生かせるとともに情報や人脈も得られる」

 --これまでの支援先は

 「社会的な課題の解決に取り組み、かつ革新的な事業を選んでいる。病児保育サービスに特化したNPO法人フローレンスを筆頭に、産後セルフケアや働く母親のサロンなどを展開する団体、街中でワンコイン検診を行うベンチャー企業などが巣立っている。支援の必要ということで女性支援や介護、育児などの分野が多い。まだ知られていない難民支援などもある」

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