活躍が目立つのは欧州メーカー。VWに加え、独メルセデス・ベンツ、独BMW、独アウディ、スウェーデンのボルボの5社で輸入車の約8割を占める。
なかでも売れ筋は300万円未満の低価格帯で、11月は販売台数の4割強にのぼった。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したVW「ゴルフ」に加え、ベンツ「Aクラス」、ボルボ「V40」などがこの価格帯に入る。また、エコカー減税の対象となる燃費性能の高い車が全体の7割近くに達することも特徴だ。
VWの広報担当者は「ゴルフの競合車種は(トヨタ自動車の)プリウス。高級車という従来のイメージではなく、同じ価格帯の国産車と比較検討できる身近な車として輸入車が見直され始めている」と指摘する。