セブン&アイ・ホールディングスとキリンビバレッジが共同開発した高級プライベートブランド「セブンゴールド金の紅茶アールグレイ」=9日、東京都千代田区【拡大】
セブン&アイ・ホールディングスは9日、高価格のプライベートブランド(PB、自主企画)商品「セブンゴールド」から、キリンビバレッジと共同開発した無糖紅茶飲料「金の紅茶 アールグレイ」を発売すると発表した。10日からセブン-イレブンやイトーヨーカドーなどグループ約1万6300店で販売する。
トップブランド「午後の紅茶」を販売するキリンの紅茶PBは初めて。スリランカで紅茶の女王と呼ばれる「ディンブラ」茶葉を100%使用。大きさの違う2種類の茶葉を使い、香りと味わいを両立させた。30~40代の女性がメーンターゲット。価格は138円(400グラム缶)で、3カ月で20万ケース(1ケース24本)の販売を目指す。
午後の紅茶の販売数量が3年連続で過去最高となるなど、紅茶飲料は成長市場。セブンは紅茶飲料トップのキリンと組むことで商品の差別化を図り、キリンもセブンの販売網を生かして紅茶飲料市場での存在感を高める狙い。