【ワシントン=柿内公輔】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は13日、ソフトバンク傘下の米携帯電話3位のスプリントが同4位のTモバイルUSの買収を検討していると報じた。実現すれば首位ベライゾン・ワイヤレスと2位AT&Tに対抗する第3極となり、競争や再編が一段と加速しそうだ。
報道によると、スプリントは来年前半にも買収案をTモバイルに提示する可能性があり、取得する株式数にもよるが買収金額は200億ドル(約2兆600億円)を超える見込み。
ソフトバンクは7月にスプリントを買収したばかりだが、さらなる規模拡大で上位2社を追撃する狙いとみられる。スプリントとTモバイルと合わせた契約数は9700万件に達し、AT&Tの1億800万件に迫る。ソフトバンクの孫正義社長はかつてTモバイルの買収も検討していたことを明らかにしている。
ただ、AT&TもTモバイルの買収を一時発表したが、当局が「競争が阻害される」と難色を示したため断念した経緯がある。スプリントも規制当局の出方を慎重に見極める構えで、買収を断念する可能性もあるという。