「イオンモール幕張新都心」の内覧会では、タブレット端末で在庫にないワインを取り寄せられるシステムもお目見え=16日、千葉市美浜区【拡大】
流通大手のイオングループは16日、今月20日に千葉市にオープンするショッピングモール「イオンモール幕張新都心」の内覧会を開き、店内を報道陣に公開した。グループの旗艦店と位置づけ、総合スーパー(GMS)の「イオン」を中心にデジタルサービスも充実させた。
同モールは家族向けやペットなど趣旨の異なる4棟で構成され、敷地面積は約19万2000平方メートル。新業態92店舗を含む360の専門店が出店し、年間3500万人の集客を見込んでいる。
スーパーのイオンではスマートフォン(高機能携帯電話)のアプリで画像を撮影すると料理のレシピやクーポンが取得できるといったサービスを初めて提供する。
タブレット端末を無料で貸し出し、モール全体で自由に閲覧できるようにするほか、イオンのワイン売り場などモール内3カ所でタブレットで商品を検索する仕組みを導入。また、店頭にない商品もインターネット経由で購入することができる。
この仕組みはGMS約500店に順次拡大する計画で、ネットで注文した商品はグループのコンビニエンスストア、ミニストップなどでも受け取りが可能になる見通し。