「鉄道車両事業は海外に伸びしろがある」と語る川崎重工業の村山滋社長=17日、東京都港区の東京本社【拡大】
車両はネブラスカ州のリンカーン工場で生産するが、フル稼働が見込まれる。新たな受注も予想されるため、工場のレイアウト変更や作業の効率化などで生産能力を増強する計画だ。最終組み立てを行うニューヨーク州の工場も生産性を高める。
米国や日本と並び、受注増を目指すのが新興国だ。すでに台湾やシンガポールで実績があることから、村山社長は「インドやタイ、マレーシアなどでの受注を期待している」と話す。
東南アジアでは高速鉄道の建設計画が相次いでいるが、独シーメンスなど欧米勢のほか、低価格が武器の中韓メーカーとの競争も激しい。このため、現地のパートナー企業と組んで生産コストを下げたり、車両だけでなく信号や通信も含めたシステムを売り込んだりすることで、差別化を図る考えだ。