国土交通省は20日、本州四国連絡高速道路会社の債務を東日本、中日本、西日本の高速道路(NEXCO)3社が肩代わりすることを決めた。
本四高速は約3兆円の建設費がかかったが、利用が伸び悩んで債務の返済が進まず、約1兆4000億円の有利子負債がある。政府と地元10府県市が支援してきたが、自治体の財政難などにより継続が難しくなって、支援は今年度限りの打ち切りが決まり、採算性の高い本州3社と債務を統合することになった。
並行して国交省は高速道路料金制度を改訂。割引制度は一部を除きおおむね廃止・縮小されるが、本四では値下げとなる例もある。高速道路の建設でできた債務は、料金収入を元に返済する「受益者負担」が原則とされてきた。他の地域の利用者が肩代わりする仕組みに、批判も出そうだ。