コスモ石油、東燃ゼネラル石油、昭和シェル石油、住友商事の4社は24日、家庭用プロパンガスなどに使う液化石油ガス(LPG)事業を来年末までに統合すると正式発表した。国内販売シェアは26%程度を確保し、首位となる。
新会社の出資比率は未定だが、2014年10~12月に設立予定。単純合算して売上高は約4千億円、年間販売数量は約360万トンとなる。LPG需要が伸びる中国やインドなど新興国にも本格進出する。記者会見した東燃ゼネラルの武健太郎・供給本部需給統括部長は統合効果について「住商が加わり、海外でのビジネスチャンスが増える」と語った。
地方の過疎化でLPGの国内需要は減少し、各社の採算は悪化。その一方で、安価な北米産シェールガスの増産に伴い、LPGの世界生産量は増えている。住商の奈良茂樹・エネルギートレード部長は「シェール革命は小売価格の低減にもつながる」と期待を寄せた。
4社は、統合で会社の規模を大きくしなければ、調達力や価格交渉力を高められず、生き残れないと判断。今年9月から統合案が浮上した。
現在、LPG元売り企業の国内首位は、JX日鉱日石エネルギーなどが出資するENEOSグローブでシェア25%程度。