自動車大手8社が25日発表した11月の国内生産台数は、前年同月比10・5%増の80万567台で、3カ月連続のプラスとなった。
北米輸出向けのスポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」の生産を海外生産に切り替えた日産自動車を除き、7社が前年実績を上回った。国内外で主力車「インプレッサ」などの受注が好調な富士重工業は、11月として過去最高を記録した。
国内販売は、15・5%増の41万8945台だった。昨年9月下旬のエコカー補助金終了の反動に加え、燃費性能に優れるハイブリッド車(HV)や軽自動車などの販売が好調なことが要因。一部では、来年4月の消費税増税の実施を前に、「エコカー免税車を中心に駆け込み需要も出てきた」(日産自動車)という。この結果、軽自動車「eKワゴン」が好調な三菱自動車が2カ月ぶりにプラスに転じるなど、7社が前年実績を上回った。新型軽「タント」を10月に発売したダイハツ工業も、3カ月連続で増加した。
海外生産は16・4%増の149万3465台。北米の販売が9・9%増の19万4000台と好調なトヨタ自動車など、4社が11月として過去最高を記録。また、反日感情の影響が薄れ、販売の復調が目立つ中国での生産が大幅に伸びていることも大きい。「生産がフル稼働状態」(広報部)というホンダに加え、トヨタも中国生産がすべての月を通じ過去最高となった。
輸出は9・1%増の38万6657台。北米向けの輸出が台風により繰り越しとなった影響で、過去最高を記録した富士重の影響が大きい。このほか、輸出比率が高いマツダは、主力車「アクセラ」などの販売増で、12カ月連続で増加した。