三菱重工業社長・宮永俊一さん【拡大】
■火力統合、売上高2兆円目指す
--2月に日立製作所と火力発電システム事業を統合して新会社を設立し、欧米大手に対抗する
「(単純合算で1兆1000億円程度の)売上高を2兆円にしたい。10兆円ぐらいの市場規模なので、2割のシェアは取りたい。統合の効果が本格的に出てくるには3、4年かかるだろう」
--米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスは営業利益率が10%以上で先行している
「日本企業が欧米企業に劣後していることはないと思う。分析して対策を取っていけば、(10%以上は)いけると信じているし、いくべきだ」
--コスト削減に向け、拠点の統廃合は進めるか
「両社とも歴史のある工場を持っており、規模も大きいので、中途半端に動かすとコストがかかる。早計にやるより、全員が納得できる形を考えて、競争力が高まるようにしていかないといけない」
--火力発電システム以外での日立との協業は
「従来、交通分野などで協力しており、今後どう進んで行くかわからないが、今は火力を必死でやっている。何もかもやるのは難しい」
--各事業本部を「エネルギー・環境」などのドメインに再編しており、4月に工作機械などを「機械・設備システム」ドメインに集約する
「いい体質転換をしたい。やめないといけない事業ややり方を変えるべき事業もある。ただ、買い手は少なく、雇用責任もあるので、事業売却は簡単ではない」