【午年に翔ける】富士通社長・山本正已さん(59) (1/2ページ)

2014.1.4 05:00

 ■「ビッグデータ」を医療分野に活用

 --ネット上などに蓄積された膨大な情報「ビッグデータ」の活用で、成長が期待できる分野は

 「医療分野に期待している。近年医療の世界では『健康寿命』がテーマになっていて、健康で長生きするための予防医療が脚光を浴びている。個人にあった予防や治療が大切になる。当社は社長直轄の組織『未来医療開発センター』を設置して、得意とする電子カルテのデータと連携し、最先端の医療に結びつけることなどを研究する」

 --センターの中身は

 「20人体制でスタートし、将来は200人まで増やす方針だ。5年間で300億円を投資し、2018年度に700億円から1000億円の売上高を目指す。現在約1000億円のヘルスケア関連の売上高を倍増させたい」

 --企業のビッグデータ活用の現状は

 「全体的にいえば試行錯誤の段階だが、先行する企業は手応えを感じて、意欲的に使い始めている。例えば、食品メーカーや外食産業は需要に対しつつ、廃棄に回す分をできるだけ少なくするために、販売データに天候やネットの書き込みなども加味してデータを解析し、需要予測の精度を高めている」

 --NECやパナソニックなど、スマートフォン(高機能携帯電話)事業から撤退・縮小する動きがある

「スマホの次に何が来るかは今ははっきり言えない」

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