中国勢と差別化
一方、モザンビークの原料炭事業に参画する新日鉄住金は、原料炭の日本への安定供給を目指すが、輸出港まで運ぶ鉄道網などの整備が鍵を握るだけに、日本政府の支援も課題だ。
消費市場を狙う動きも活発化している。西アフリカのコートジボワールでは味の素が2013年4月、うま味調味料の包装工場を最大都市のアビジャンで本格稼働した。豊田通商も子会社を通じて仏カルフールと提携し、15年にアビジャンで小売りに乗り出すことを決め「日本の食品メーカーから引き合いが急増している」(加留部淳社長)。
エチオピアでは日本流の「人づくり協力」も進める。日本はこれまでの外交成果も前面に出し、中国勢との差別化をアフリカ諸国に最大限アピールしたい考えだ。(上原すみ子)