発光ダイオード(LED)照明【拡大】
アイリスオーヤマは14日、発光ダイオード(LED)照明の売上高について、2013年の240億円から、14年は270億円に引き上げる計画を明らかにした。オフィスや工場、店舗向けに高効率の商品群を拡充し、法人向け製品の比率は足元の15%から、15年には25%まで高め、収益向上を図る。
同社はこの日、蛍光灯からの置き換えを狙い、高効率の部品を使ったり、プラスチック製カバーの透明度を高めたりしたLED照明の新製品を2月1日から順次投入すると発表した。このうち直管型LED照明「エコハイルクス」シリーズは、今年320万台の出荷を予定。最上位機種(参考価格約1万2500円)は1ワット当たりの明るさが170ルーメンと業界最高水準で、消費電力は蛍光灯と比べて約72%抑制できるという。
単価下落によるLED照明事業の収益鈍化に歯止めをかけるため、同社は法人向けの販売を増やすとともに、生産現場の自動化を進めるなどしてコスト削減に取り組む。