豊田通商社長・加留部淳さん【拡大】
■アフリカ市場開拓し人づくり貢献
--アフリカに強い仏商社CFAO(セーファーオー)買収で、消費市場開拓は
「7500万人とされるアフリカの中間層は数年で1億人を超え、中長期にチャンスがある。CFAOを通じて仏小売り大手カルフールと提携し、コートジボワールを手始めにショッピングモールを展開する。CFAOは1日当たり約5000店の病院や薬局向け輸送網も持っており、日本の食品や医薬品も拡販していきたい」
--ケニアでは国の長期ビジョン作りに参画する
「2030年に向け、エネルギーや農業など産業振興による国づくりを支援し、自社ビジネスにもつなげたい。ケニアでは中古車・トラックの販売やメンテナンスを手がけるが、4月に人材育成のアカデミーを開校し自動車関連以外の農業・建設機械も含め人づくりに貢献したい」
--自動車以外の投資を増やす方針か
「13年度からの2カ年投資計画(2500億円)の約7割を自動車以外の生活・食料や環境・エネルギーなどに投資し、強みを発揮できるところで勝負する。食糧では国内は食品卸の国分と提携を強化し、穀物世界戦略では南米に強いニデラとの提携を広げたい。15年度には、収益に占める自動車関連とそれ以外の割合を同じにする」
--国内での投資戦略は
「仏工業・医療用ガス製造大手の日本法人と組み、燃料電池車向け水素供給事業に参入し、次世代エネルギーの水素インフラに先手を打った。日本発の新技術やビジネスモデルを創造し、海外で展開することが重要だ」