■ASEAN販売を中心に成長戦略
--2015年度に最終段階の利益1000億円のうち3割が海外事業という計画は生命保険業界で突出する
「大変大きな目標だが、一般産業でいうと海外で3~4割目指すのは当たり前で、リスク分散の意味合いからも当然目指すべき水準。保険販売は東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に将来の成長をとる。ただ、豪州では生保を100%子会社化し、連結利益への貢献が如実に出た。新興国は成長度は高いが収益貢献に時間がかかるだけに、先進国への投資の視点も必要だ」
--海外出資先との連携について
「100%子会社のトップには役員待遇で本体の経営会議に入ってもらい、分野ごとにシナジー(相乗効果)を発揮させるための検討を始めた。例えば、インドでは銀行窓販、豪州ではコールセンターを通じたマーケティングなどが進んでおり、グループで横展開できないかという発想を持っている。日本のノウハウをすべて与えるというのは大きな間違いだ」
--13年12月に新たな国内成長戦略を策定した狙いは
「日本市場は、保険料等収入ベースではアジア全体と比べても規模が大きく、成長戦略は非常に重要だ。医療、介護、年金の視点ではまだ伸びる。国内は営業職員による販売が中心だが、コールセンターを通じて情報提供するアウトバウンド、保険ショップ、サービスアドバイザーなどの各チャネル(販路)がITツールを活用して情報を共有しながら連携し、シナジーを発揮するビジネスモデルを構築する。また、医療や介護など今まで特約という脇役だった第3分野を主力として前面に出す総合保障型の新商品も12月に発売した」