ドコモ、新OSスマホの発表再延期 「タイゼン」陣営、揺れる事業化 (1/3ページ)

2014.1.16 06:34

 特定メーカーに依存しないスマートフォン(高機能携帯電話)向け基本ソフト(OS)「TIZEN(タイゼン)」の事業化が揺れている。推進団体「タイゼンアソシエーション」の中核メンバーの1社であるNTTドコモは16日に予定していたタイゼン搭載スマホの発表を延期。昨夏だった当初の発表予定を1月に延期したのに続き、2度目の延期となる。

 アプリ(実行ソフト)開発会社が「ドコモはタイゼンをやめるのか」と心配するほど異例の事態だが、ドコモは再延期の理由を公表せず、「発表時期は未定としかいえない」(ドコモ関係者)と言葉を濁す。

 「OSの不具合が多かった」「操作性がまだ悪い」などOSと端末の完成度の低さを指摘する声も聞こえてくるが、裏にはほかの事情もあるようだ。

「新たな“お荷物”は抱えられない」(NTTグループ幹部)

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