【クラウドWatch】農業ICTで作業「見える化」 (2/3ページ)

2014.1.27 05:00

宮崎県の新福青果事例。キャベツ収量・売り上げを30%アップ

宮崎県の新福青果事例。キャベツ収量・売り上げを30%アップ【拡大】

  • イオンアグリ創造の福永康明社長。全国8農場でAkisaiを運用しているという
  • 富士通の「Akisai」は160社が利用しているという

 糖度12度以上の「味一みかん」をブランド展開する和歌山県の早和果樹園では、収穫を増やすために樹木一本ごとにIDを付与し、センサーやスマートフォン(高機能携帯電話)で情報を収集、そのデータから各種アドバイスを行うシステムを構築した。これを基に適切な作業を効率的に行うことで、収穫される全ミカンにおける「味一みかん」の比率を24%から53%に向上。3年間で3倍にすることを目標に取り組んでいる。

 イオンアグリ創造は「経営分析」「会計管理」「農作業管理」にAkisaiを活用している。同社はイオングループ店舗に新鮮な野菜を提供するため、09年7月に設立。全国12カ所の直営農場「イオン農場」(合計約140ヘクタール)を運営しており、その情報を結ぶために導入した。

 「経営・生産・品質の3つの見える化」を目指し、トライアルを開始したのが10年7月。12年10月に直営8農場で正式運用を開始し、13年度からは経営分析機能の本格的運用や委託先への展開も開始した。将来的に3000農家へ展開する計画だ。今後はイオングループのバリューチェーンへの展開やグローバル展開も見据える。

 「災害などのリスクヘッジや流通コストの削減のため、直営農場を全国に展開した。その情報を共有するためには、どうしてもICTが必要となる。直営農場を拡大にするにつれ、ITによる個々の農場単位の管理に加え、本社機能としての一元管理を実現し、収益管理するのにAkisaiを役立てている。また、直営農場の生産データ(農法・従業員数・作業データ・天候・病虫害など)と店舗情報(POSデータ・消費需要・店舗周辺機構情報など)、および会計データを使って最適化分析を実施している」(イオンアグリ創造 代表取締役社長の福永康明氏)という。

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