【クラウドWatch】農業ICTで作業「見える化」 (3/3ページ)

2014.1.27 05:00

宮崎県の新福青果事例。キャベツ収量・売り上げを30%アップ

宮崎県の新福青果事例。キャベツ収量・売り上げを30%アップ【拡大】

  • イオンアグリ創造の福永康明社長。全国8農場でAkisaiを運用しているという
  • 富士通の「Akisai」は160社が利用しているという

 この事例でも「作物別個別原価計算」の仕組みを独自に開発し、作物別の10アール(100平方メートル)当たりの製造原価を明確化し、作物生産コストの削減や価格競争力の強化を図っている。現状ではまだグループへの供給力は微々たるものというが、こうした取り組みを通じ、「新鮮な野菜をイオングループ店舗などへ安定供給し、イオン農場のブランド化を達成させる」(福永氏)考えだ。

 ◆売り上げ目標150億円

 広がりを見せる農業ICT。富士通もAkisaiの機能を順次強化するなどして、さらなるニーズに対応する。

 昨年12月には、Akisaiの新ラインアップとして「農業生産管理SaaS/栽培歴の最適化」などを発表した。農業生産管理SaaSは、日々の生産活動から生まれるデータを収集し、経営・生産・品質などの軸でさまざまなデータ分析を行い農業経営に活用するもので、「もうかる農業の実現」をコンセプトとする。

 富士通はこうした機能を、全国の農業法人や農家と実証実験を行った上で、製品化。また、Akisai活用の場、および顧客へのプレゼンの場として、13年7月から沼津に自社農場「沼津Akisai農場」を開設し、サービス開発を加速させている。こうした取り組みを通じて、Akisaiについて15年度までに2万事業者への導入、累計150億円の売り上げを目指している。(インプレスウオッチ)

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