即席麺最大手の日清食品とグループ会社の明星食品は30日、カップ麺の賞味期限を従来より1カ月長い「製造日から6カ月」に、袋麺は2カ月長い「8カ月」へと、それぞれ延長すると発表した。業界団体が昨年改定したガイドラインに準じ、4月1日から実施する。
約60社の加盟する日本即席食品工業会が、昨年10月まで1年余りかけて包装技術の進歩などを検証、「賞味期限の1~2カ月間延長が可能」と結論付けた。日清は「食品ロスの削減とともに、防災備蓄食としての役割が高まる」と期待しており、今後、他メーカーも延長に踏み切る見込み。