KDDIは30日、2014年3月期連結業績予想を上方修正した。売上高を期初予想より1400億円多い前期比16.9%増の4兆2800億円に、最終利益を230億円多い31.7%増の3180億円に修正した。最終利益は3年ぶりに過去最高を見込んでいた期初予想をさらに上回る。
携帯電話の通信料収入の大幅増や米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売が引き続き好調なため。年間配当金も130円と、前回予想から10円増やす。
同日、都内で会見した田中孝司社長は「NTTドコモのiPhone参入の影響が相当でると予想していたが、何とか乗り越えた。春商戦に向けいいスタートが切れている」と話した。
この日発表した13年4-12月期連結決算は、売上高が前年同期比17.3%増の3兆1798億円、最終利益が49.0%増の2686億円と増収増益で、ともに過去最高となった。