--コスト削減や合理化にはどこの会社も苦労している
「eコマース(電子商取引)が普及し便利になったが、物流への負荷が大きくなっている。今後その傾向は、さらに強まっていくだろう。物流コストを抑制するには合理化が不可欠。例えば居酒屋の場合、同じ問屋に発注をしていることが多いが、当社がまとめて共同購入のような方法で注文し、共同輸送する手法を導入していけば、コストの削減にもつながって環境負荷も軽減できる」
--350社、5万店を超える顧客がいることで豊富なビッグデータを保持している
「当社のビッグデータを活用することで、商品価値の適正化を図ることもできる。例えばサンマが豊漁だった場合、ビッグデータを解析して需要を予測して冷凍保存し、タイミング良く出荷することにより、値崩れを防ぐことができる。生産者は適正な利益を得ることができ、加工業者は低コストで原料を仕入れることができる。これによって新しい市場を形成できるかもしれない。現在の売上高は30億円だが、流通の活性化を武器に10年後には200億円にまで成長させたい」(佐竹一秀)
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【プロフィル】石川純一
いしかわ・じゅんいち 東京理科大工中退。1982年NEC入社。流通企業向けのICTシステムを手がける。94年ガルフネットコミュニケーション(現ガルフネット)を設立し、社長就任。52歳。大阪府出身。
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【会社概要】ガルフネット
▽本社=東京都江東区亀戸1-4-2 Daiwa錦糸町ビル3階
▽設立=1994年2月
▽資本金=6億5600万円
▽従業員数=250人(グループ全体)
▽事業内容=チェーンストア向けのICTソリューションサービス