この「室内すき間deランチ宴会」は昨年5月に始まり、これまでに計3回実施。東京支社と岐阜工場の担当者も本社に集まり会議をするときに合わせ、不定期で開催される。出前の釜飯やカツ丼などを囲む趣向だ。
「コミュニケーション活発に」と若手が提案
提案したのは、創業家の3代目、笹井香予子専務を中心とする若手社員だった。「社員間のコミュニケーションをもっと活性化させたい」との思いが強かったという。
勤務年数が長い社員は、家庭のために定時に帰りたい。このため忘年会や送別会でもなければ、社員で集まって飲みに行くことはほとんどないとか。また、「少数精鋭のため個人で動くことも多くなりがちだ」(担当者)という。
このため「会議以外のオフの時間にも話をした方がいい」との声が社内から多く上がり、「終業後の懇談はだらだらと収拾がつかなくなることがあるが、ランチでアルコールを入れずに宴会をやれば効率的に親睦を深められる」(同)との理由から、ランチ宴会が始まった。