携帯3社、大雪の影響で通信障害相次ぐ 基地局が停止、自力復旧は困難 (1/2ページ)

2014.2.18 06:48

 14日からの大雪や暴風の影響で広範囲にわたって発生した携帯電話大手3社の通信障害は17日も続いた。一部で回復した地域もあるが、雪のため人が入れない山間部などで影響が残り、全面回復にはいたらず、各社は復旧作業を急いでいる。

 NTTドコモ、KDDI(au)では14日早朝から、大分県の一部地域などで通信障害が発生。徐々に発生地域が東に拡大し、宮城県や千葉県、愛知県などの一部市町村でも障害が起きた。ソフトバンクは15日午前5時ごろから、栃木県や千葉県、愛知県などの一部地域で携帯電話がつながりにくくなった。

 今回の通信障害は、停電で基地局機能が停止したことが主な要因。栃木県大田原市、那須塩原市など同県北部の大規模停電で電力会社からの電力供給が途絶えたことで、ドコモでは一時、100カ所以上の基地局が機能停止に陥った。NTT東西地域会社から借りている基幹網の障害による基地局機能停止も数カ所あるという。

 ドコモは東日本大震災後の災害対策で、1900カ所の基地局のバッテリー稼働時間を3時間から24時間に増強した。しかし今回の風雪被害は主に山間部のため、修復作業に時間がかかりバッテリーがもたないケースが多かったもようだ。

KDDIでも100カ所以上の基地局が停止

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