資生堂は、販売店に在庫を置かない新手法も導入。13年10~12月期の連結決算は、国内の化粧品全体が前年同期と比べて4.5%の伸びとなる中、同社のカウンセリング化粧品の売上高は9.9%増の473億円と好調で、課題の克服に一定の道筋をつけることに成功した。
ただ、スーパーなどの棚に置いて売るセルフ化粧品や日用品などは減収が続き、順風満帆とはいえない。また化粧品業界以外からの新規参入もあり、競争は激しさを増している。
4月1日には、1年前に兼任で社長に復帰した前田新造会長から魚谷氏が社長のバトンを引き継ぎ、新体制が名実ともに動き出す。魚谷氏の手腕の真価が問われるのはこれからだ。(兼松康)