東日本大震災から11日で丸3年を迎えるのを前に松坂屋上野店(東京都台東区)で5日、東北物産展が始まった。宮城県石巻市に従業員が駐在し、インターネットで東北の産品を販売するヤフーとの共同企画。
会場にはヤフーのサイトで人気という宮城県女川町の「魚屋 岡清(おかせい)」の海鮮丼や同県山元町のイチゴを使ったスイーツなどが登場。物産展は11日までだが、12日からは食品売り場や近隣の店舗で東北の食材を使った新メニューを販売し、全国の大丸松坂屋百貨店の店舗にも拡大するという。
この日は、海草のアカモクを使って宮城、岩手両県の生産者が共同開発した商品もお披露目された。これまで競合関係にあった産地が手を組むことでアカモクの知名度を高め、地域の水産業振興につなげる。
岩手アカモク生産協同組合の高橋清隆代表理事によると、天然のアカモクは生育に時間がかかるため同組合では今年が震災後、初めての収穫となった。高橋代表理事は「アカモクの知名度を上げて、カキの養殖業者の副収入として生活を安定させたい」と話した。