産別労使交渉に臨む電機大手の労務担当役員ら(手前)と電機連合の幹部ら=8日、東京都港区【拡大】
トヨタが交渉に時間をかけているのは「巨大組織を擁するトヨタグループ全体が足並みをそろえ、ベアを実施することが必要」との考えが強いからだ。トヨタグループの各労組でつくる全トヨタ労働組合連合会の東正元会長は「大手だけが賃上げをしても日本経済の復活はありえない」と表明している。
自動車業界の労働組合でつくる自動車総連は8日の会合で、12日の集中回答日に向けて「最後まで粘り強く交渉を追い上げていく」ことを確認した。
また鉄鋼最大手の新日鉄住金では、労組側は14、15年の2年間、基本給と業績給を含む基本賃金に対し、1人当たり平均3500円の改善を要求。経営側はベアを含む賃金改善を実施する方向で調整を進めている。
■ベアをめぐる各社の交渉状況
トヨタ自動車 ベア実施。3000円(組合要求は4000円)を軸に調整
日産自動車 ベア実施。組合要求3500円の満額回答へ
新日鉄住金 ベアも含めて検討。組合要求は3500円
日立製作所など ベア実施。2000円(組合要求は4000円)で統一回答へ
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