キリンビール・黒杭隆政・滋賀工場醸造エネルギー担当部長【拡大】
□キリンビール 滋賀工場醸造エネルギー担当部長・黒杭隆政さん(45)
--製法を刷新したビール「一番搾り」が伸びている
「麦芽100%に改良した2009年以来の刷新だ。香りの華やかなフローラルホップの割合を多くし、大麦の仕込みも工夫してうま味を際立たせた。ビール造りは、一度搾った麦にお湯をかけてエキスを使い切るのが常識。それを行わない『一番搾り製法』は原料費はかさむが、留学したドイツでも『キリンだけの技』と評判だった」
--ビールの本場、ドイツで学んだことは
「原料のポテンシャルを超えるビールは造れない、ということだ。ドイツで『ブラウマイスター』の資格を得るためには、原料選びから水の管理、容器詰めなど全ての工程を把握できなければならない。当社もそうした考え方に沿って、各工場に『醸造エネルギー担当部長』という役職を置いている」