日本百貨店協会が19日発表した2月の全国百貨店既存店売上高は前年同月比3%増で、昨年11月から4カ月連続でプラスとなった。関東甲信地方を中心に記録的な大雪に見舞われたが、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が全体を押し上げた。4カ月連続のプラスは2005年9~12月以来。
増税まで2週間を切り、百貨店の店頭でも駆け込み商戦が山場を迎えている。高級時計や宝飾品にくわえ、日用品にも駆け込み需要が出始め、各社とも取りこぼしを防ぐための施策に余念がない。
上野松坂屋(東京都台東区)で19日、食品大特価市が始まった。缶詰やコメのほか、そうめんや麦茶といった季節商材も含めた約2500点を用意。開店前から約200人が行列を作り、箱入りの油や調味料などを次々と買い求めた。
2月から駆け込み需要が本格化したのが化粧品だ。同協会の統計でも2月は前年同月比11.7%増と02年1月の統計開始以来、最高の伸びを記録。新宿高島屋(同渋谷区)では18日までの売上高が7割増という。
西武池袋本店(同豊島区)では、18日までの女性用ショーツの売り上げが62.1%増。「700円前後のシンプルな商品をまとめ買いするケースが目立つ」(広報)。小田急百貨店新宿店(同新宿区)では18日までのゴルフウエアの売り上げが40%増。担当者は「趣味には出費を続ける人が多い」と話す。