中国で欠陥が指摘されているニコンの「D600」【拡大】
ニコンは28日、中国で販売停止になった一眼レフデジタルカメラ「D600」について、清掃などを実施しても撮影画像に黒い粒状の像が写り込む現象が改善しない場合は、新品のD600もしくは同じ性能の製品に交換すると発表した。対象は全世界。
D600は、今月中旬に中国の国営テレビが欠陥を指摘。現地で販売停止になり、ニコンは流通業者などからの回収を進めている。
現在、保証期間が過ぎていても無償で清掃や部品の交換などを実施している。ただ、それでも改善しない場合は製品自体の交換に応じることにした。
清掃などを行っても黒い粒が写るという声が寄せられており、ニコンは「会社として真摯に対応しようと決めた」としている。
D600は中級者向けで、2012年9月に発売。当初の想定価格は22万円程度で、世界で約27万台を販売している。