ニトリホールディングスが28日発表した平成26年2月期の連結決算は、売上高が前期比11.1%増の3876億円、経常利益が2.1%増の634億円で経常利益ベースで27期連続の増収増益となった。
海外を含め店舗数が増加し、円安の影響を商品構成の見直しなどで吸収した。最終利益は7.3%増の384億円だった。
記者会見した似鳥昭雄社長は消費税率引き上げ後の反動減が「9月までは影響が続くと思う」と指摘。増税後に顕著になる消費の二極化への対応を強化する考えを示した。また、台湾と米国に展開している海外店舗を26年10月以降に中国に2店舗以上を出店する計画も明らかにした。
27年2月期連結業績予想は上期で経常減益を見込むなど苦戦するものの、通期では成長路線を維持できるとみている。売上高は6.6%増の4130億円、経常利益が4%増の660億円、最終利益は1.5%増の390億円を見込んでいる。